木材流通の
エキスパート集団
木材の流通は、創業以来守り継いできた私たち𠮷貞の原点です。銘木、役物を含む国産材、外国産材まで全般的に取り扱い、在来木造軸組工法の継承の根幹を担ってきました。
木は同じ品種であっても産地や生育条件によって一本一本異なる個性を持っています。色や年輪の混み具合、節や陽疾(あて)の有無。見極めるべきポイントは多岐にわたります。
当社では、生産者ごとに担当のエキスパートが良質木材を適正価格による安定供給に努めています。また、社内に木材市場、プレカット部門を有していることも大きな特色です。さらに、茨城県内に集成材の拠点を持ち、構造用材の在庫機能を強化。木材の一貫供給体制を整え、住宅産業のニーズにスピーディーに対応します。
厳選した逸品と情報を
市売りで提供
当社が木材市場を導入し、半世紀以上の歴史を刻んできました。日本のみならず世界各地からプロの眼鏡にかなった品だけを集め、高度な加工技術により付加価値を高めて、月一度の市の日には各市場で競り売りによって提供を続けています。
市売りは、単なる木材取引の場にとどまりません。良質な逸品や旬の相場など、そのときどきの生きた情報をやりとりする場でもあります。これが、半世紀にもわたって、総計で1500店にも及ぶ木材店の皆さまから支持を集めてきた理由です。
木材産業、そして木の文化の継承を目指し、木を隅々まで知り尽くした「目利き」による市売りを続けていきます。
木材流通の
未来を担う
新建材の隆盛や暮らしの洋風化によって木の消費は減少しました。しかし、近年、木の良さが見直され、木づくりの家は健康志向、自然派志向の高い層から人気を集めています。
さらに、国は国産材利用率50%という方針を打ち出し、中大規模木造が校舎や高齢者施設といった非住宅部門で普及し始めています。非住宅部門への対応を促進すべく、取引先への普及体制にも重点的に取り組み始めました。
木材供給者・使用者双方に満足いただけるよう、流通の核として消費拡大に努めるとともに、250㌶に及ぶ社有林の保護育成を通じ、森林環境の保護と木材消費の重要性をアピールしていきます。